Mad-P音ゲー日記 2008年03月下旬

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★ 2008/03/23 ニコ動→mp3一括再エンコscript

■ 投下してしまった。
  http://www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4845.zip.html
こんなことしてるから風邪が治らないんだorz

★ 2008/03/29 ルービックキューブは25手以内で解ける

■ Tomas Rokickiが3x3x3ルービックキューブを解くのに必要な手数の上限が 25手以下であることを示した。論文はこちら。 テクノバーンの紹介記事Drupalフォーラムの記事も参照。今回の証明概略はこんな感じ:

Rokickiは139Mのcosetのうち約4000をグラフの構造から戦略的に選び、それぞれ19ないし20手以内で解けることを確認した。これによって全coset(の全要素)が最大25手で到達可能なことを示した。coset内の探索は「少なくとも○○手以内では解ける」というところでやめてしまうことで時間短縮しているそうだ。
 以前に話題になったKunkleの方法は、碁盤の目状の街で東西に何ブロック、南北に何ブロック、合計○○ブロックで到達可能とした上で、対角一番遠い地点までのななめの近道がないかさがす方法に例えることができる。Rokickiの方法は、首都圏の私鉄・地下鉄のようなネットワークにおいて、主要な乗り換え駅に待ち時間○○分以内の支店を配置することによって、どの駅からでも△△分以内にどこかの店舗でサービスを受けられる、という感じの戦略。
 この方法は、cosetの最大手数が短縮されることによってケーリーグラフ上のクリティカルパスが変わっていくため、それに応じて別のcosetを選んで解くことを繰り返せば、全体の上限をさらに短縮することが可能(支店を追加して最大の待ち時間を短縮できる)。現在24手という上限をめざして計算を続行中だそうだ。
 Rokickiは個人所有のCore2 QuadなPCで計算しているそうだが、set solverをMapReduce化してGoogleの計算機を使ったらどんどん上限が下がっていったりしてw

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