Mad-P音ゲー日記 2007年02月中旬

←前 2007年01月下旬   ↑index   2007年06月上旬 次→

★ 2007/02/15 Speed Cubing

■ メモ。Y!のJoëlのポストより:
 PLL15: R2 U' R' U R U' (u'r') L' U' R U' R' U' L U
最後はRw Bの方がよいかも?

★ 2007/02/16 4x4x4は68手以下で解ける

Bruce Norskogの解析によるとルービックキューブ4x4x4を解くのに必要な最大手数は68手以下であることがわかった。これは3x3x3の「27手以下」に対応する。
 NorskogはThistlethwaiteの方法に似たアプローチを4x4x4に適用してこの解析を行った。以前の解析ではスライスターンメトリック(uUは2手と数える)で79手以下ということがわかっていた。今回はダブルレイヤーメトリック(uUやudを1手と数える)で数え直したような形になる(しかし解析は最初からやり直した)。
 4x4x4が3x3x3と大きく違う部分として、座標軸の基準となるセンターキューブがないという点がある。この点に関してNorskogは巧妙な工夫をしている(以前の解析のリンク先参照)。Thistlethwaiteの方法やKociembaの方法については、Wikipediaのルービックキューブの最適解法や、KociembaのCube Explorerの解説を参照。
 最近、卒論で「ルービックキューブを最小手数で解く」とか「ルービックキューブをGAPで解く」というのを学生にやらせる先生がいるようだが、ちょっとググると正解がわかってしまう題材だ。今回の解析くらいのことをやらせてもバチは当たらないのではないか?

←前 2007年01月下旬   ↑index   2007年06月上旬 次→